お生花作品集へ










  木物の基本

お生花は木物と草物に分かれ、花姿やいけ方に違いがあります。
ここでは朝鮮槇の右勝手5本本手いけを例にとって説明します。

1.基本的に木物は「真(しん)」と呼ばれる一番長い枝を、緩やかなカーブを描きながら、左斜め前に傾け挿します。
2.次に「真」の後ろから8割の長さの「流(ながし)」と呼ばれる枝を挿します。
「流」は、「真」の1/3の高さから左前に出し、約半分の高さに枝先が来るように整えます。
3.次に「真」の6.5割の長さの「真前(しんまえ)」と呼ばれる枝を、真と流の間に来るように挿します。
4.そして「真」の5割の「受(うけ)」と呼ばれる枝を、流の分岐の半分よりやや上より、右斜め前に出します。
5.最後に「留(とめ)」と呼ばれる4割の長さの枝を「受」と同じ高さより「流」と正反対の方向へ出します。
これで「右勝手5本本手いけ」の完成です。


※写真ですと前後感が感じられませんが、実際は立体的な作品になっています。





            
お生花とは?

戸時代中期、町人文化の中より生まれた「お生花」というスタイル。
―植物の姿をいかしながら、それを美しい花型の中で構成するのがお生花です。
お生花の見せ所の一つが、いわゆる「天(真)」「地(受)」「人(流)」と呼ばれる3本の主線が作り上げる空間美ですが、最も大切にしている考え方が「出生(しゅっしょう)」と呼ばれるもので、その植物が自然に生えている姿を室内に再現するというものです。

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